2025年に形が整った、4拠点体制の全体像
一般社団法人MeRiseが現在の姿になったのは2025年3月のことだ。自立みらい図の新設と、所沢みらい図の新建物移転が同時に行われ、就労継続支援B型2カ所・多機能型1カ所・特定相談支援1カ所という構成が完成した。設立は2017年12月で、翌2018年3月の所沢みらい図オープンを皮切りに、約7年をかけて段階的に拡充してきた歴史がある。各事業所には固定送迎ルートがあり、東所沢駅・みずほ台駅・秋津駅・志木駅・新座駅をカバーする路線網が整備されている。
16台分の駐車場を備えた事業本部(所沢みらい図内)には障がい者用スペースも確保されており、車でのアクセスにも対応している。営業時間は8:30〜17:30で、日曜・祝日(一部土曜)が定休だ。
所沢みらい図が持つ、3クラス制の評価構造
所沢みらい図の利用者は、ビギナーコース・ミドルクラス・トップチーム(MTT)の3段階に分かれて作業に取り組む。クラスごとに時給が異なり、工賃は月20,000円〜40,000円の範囲で変動する。手帳なしのリハビリ通所や、特別支援学校の実習先としての対応も行っており、入口の多様さが際立っている。
「自分がどのレベルにいるか分かって、次に何をすべきか見えやすい」という声が利用者から聞かれる。近隣の作業所から移籍してくる人がいるという現状は、外部からのある種の評価として受け取れる。個人的には、このクラス制の透明感が通所のモチベーションを支えているのかもしれないと感じた。
富士見みらい図と自立みらい図、それぞれの色
富士見みらい図は「高工賃を意識した実践的な取り組み」を旗印に、箱づくり・封入などの作業を提供している。落ち着いた環境の施設で、みずほ台駅周辺に限らず志木・新座エリアからも通えるルートが確保されている。自立みらい図は、午前に就B作業・午後にカリキュラムという組み合わせができる多機能型で、「生活面と就労面を同時に整えたい」という方に向いた設計になっている。
自立みらい図のマンツーマン面談では、過去の経験や思いを丁寧に整理してから支援計画が作られる。「自分の話をちゃんと聞いてもらってから決めてもらえた」という声があり、画一的なプログラムへの当てはめではない個別対応のスタイルが印象に残っている、という声が目立つ。
相談みらい図が担う、制度と日常のあいだ
特定相談支援の相談みらい図は、所沢みらい図の建物に併設されており、福祉サービスの利用計画作成・関係機関との連携を担う。(者・児)対応で障害児相談支援も行っており、対象の広さがある。引き受けエリアは事業所から12km圏内で、出向いての相談対応も行う。
「通所しながら相談室が同じ建物にあると、小さな不安をその場で話せる」という声がある。LINEでの問い合わせにも対応しており、電話が難しい段階でも関係を始めやすい。福祉サービスの選び方や制度の仕組みについてはサイト上にコラムも継続的に更新されており、通所前の情報収集にも役立てられている。


