資本金1,000万円・設立20年超、地域に根ざした安定経営
愛知県西尾市丁田町に本社を置く株式会社アイリンク・ケアは、平成14年10月の設立から変わらず、地域の高齢者の生活を支え続けてきた。従業員数は約145人。デイサービスいこいの里を5拠点で運営しながら、訪問介護・訪問看護・居宅介護支援・介護タクシー・サービス付き高齢者向け住宅・障害者自立支援など、幅広い事業を展開する。これだけの規模と多様なサービス群を西尾市という地域の中で維持していることが、同社の底力を示している。
「地域の方から愛される施設を目指す」と同社のビジョンページに記されているが、実際に事業の内容を追うと、その言葉が具体的な仕組みとして実装されていることがわかる。介護相談センターcocoRoとケアマネセンターいこいの里という二つの相談窓口が、制度の入口に立って利用者と家族を迎え入れ、ケアプランの設計から各サービスの利用開始まで伴走する体制が整っている。
デイサービスのイベント文化とリハビリの専門性
5拠点のデイサービスでは、入浴・食事・体操・送迎という日常的なケアに加え、ミニコンサートやフリーマーケットといったイベントを随時開催している。高度障がいや認知症の方の受け入れにも対応しており、介護保険の時間外利用も引き受けることで、標準的な枠に収まらないニーズにも応えている。「週に3回通うのが習慣になった」という利用者の声が、施設の日常を伝える。
自社グループのリハビリセンターcocokaraとトレーニングセンターKAIZENがデイサービスに連携し、理学療法士が個別プランを立て、言語聴覚士の訓練も組み込んだリハビリ支援を展開。管理栄養士が監修した食事も毎日提供しており、「リハビリと食事の両方が整っているから継続できる」という声が目立つ。個人的に、専門職の関与をこれだけ密接に組み込んだデイサービスの設計は、なかなか見かけない。
ご自宅でのケアを多職種でカバーする訪問体制
訪問介護・訪問看護・居宅介護支援が連動し、利用者のご自宅での生活を複数の職種から支える仕組みがある。ヘルパーが身体介護と生活援助を担い、訪問看護ステーションいこいの里の理学療法士・言語聴覚士が在宅リハビリを継続。家族への介護指導やターミナルケアへの対応も訪問介護のサービス範囲に含まれており、在宅での生活を最後まで支えるという姿勢が、サービス設計のあちこちから伝わってくる。
「同じスタッフが来てくれることで、体調の変化を早く気づいてもらえた」という声は、継続的な訪問体制のメリットをよく示している。アーク・ケアタクシーは訪問介護員の資格を持つドライバーが福祉車両を運転し、通院や外出をサポート。移動の確保が在宅生活の継続を後押しする。
サービス付き高齢者向け住宅と多機能なショートステイ
グランド・ピア西尾・グランドール西尾・グランド・シエル西尾の3棟を運営しており、全室完全個室のアパートタイプ。夫婦専用の2人部屋も用意し、専門スタッフ24時間常駐のもとで医師と看護師が連携する医療体制を整えている。認知症の方や医療的ケアを必要とする方の受け入れも行い、入居相談から引越し支援まで一貫したサポートを提供する。
住宅内にショートステイ用の部屋を確保しており、介護をする家族が短期で休息を取るための受け皿としても機能する。給食事業では管理栄養士監修の献立に季節感を加えた食事を提供し、ご利用者様と一緒に調理を楽しむ機会も設けている。


