下関・小月で、福祉の入り口をひとつにまとめる
高齢になって暮らしのある場面で不自由が出てきたとき、相談する先は介護・住まい・移動とばらばらになりがちです。合同会社MORITA 福祉サービスは、下関市小月本町を拠点に、その入り口をひとつにまとめようとしてきました。つくしんぼデイサービス、住宅型有料老人ホームつくしんぼ、介護タクシーケアコンパス、自費型の支援サービスという四つの事業が、同じ事業者のもとに並んでいます。山口県で暮らすご高齢の方とご家族が、住み慣れた地域で過ごし続けられるようにという考えが、その土台にあります。
施設は小月上市バス停から徒歩2分ほどの場所にあり、バリアフリーに対応しています。看護資格や介護福祉士の資格を持つスタッフが、健康管理から日常生活の援助まで担当し、相談の窓口も設けてきました。暮らしのどの面で困っても、まずはここに声をかけられるという距離の近さが、下関市小月に拠点を構える意味につながっています。
通う場所と住む場所が、同じ建物でつながる
つくしんぼでは、デイサービスと住宅型有料老人ホームが同じ建物に併設されています。日中は通いで機能訓練やレクリエーションに参加し、住まいの側では食事や生活の援助を受けるといった組み合わせが、一つの場所で成り立ちます。居宅や外部の各機関とも連絡を取り合いながら、入居者とご家族の希望に合わせてサービスを組み立てられます。
受けられる状態の幅も広く取ってあります。デイサービスは要介護1〜5、要支援1・2、事業対象者の方が対象で、認知症の有無にかかわらず一定の条件を満たせば通えます。住宅型有料老人ホームは最大5名・全4部屋の少人数で、1部屋はご夫婦での入居にも向けられています。
移動の壁をなくす、タクシーと同行の組み合わせ
2026年10月に始まった介護タクシーケアコンパスは、通院や外出の移動を車いすや寝台のまま支えます。到着したあとの買い物の付き添いや院内同行まで、自費型サービスと組み合わせて一続きで頼める点が、ほかにはない組み立て方です。山口県全域を対象に、県内と他県をまたぐ移動にも応じています。
個人的には、「送って終わり」にしないこの発想が、四つの事業を別々に持っているだけでは出てこない強みだと感じました。移動の前後で頼む相手が変わらないことは、付き添う家族のいない人にとって、外出の予定の立てやすさにそのまま直結します。
身体の介護と、心のケアを同じ看板で
この会社のもうひとつの軸は、身体の介護と並べてこころのケアを扱う姿勢です。ケアコンパスMORITAでは、心理やハラスメントの相談を専門資格を持つスタッフが受けており、必要なときには法律事務所との連携も整えています。介護の疲れから職場や地域の人間関係の悩みまで、暮らしのどの面に不安があっても、同じ窓口に声をかけられます。問い合わせは083-242-2535、営業は9時から18時まで、土曜と日曜を定休としています。
四つの事業が同じ事業者のもとにそろっていると、暮らしの変化に合わせて頼る先を替えずにすみます。通いから住まいへ、あるいは移動の支えが要る段階へと状況が移っても、これまでのやり取りを知っている相手に続けて相談できます。山口県で住み慣れた地域にとどまって過ごすという望みを、事業の組み立て全体で下支えしようとしているのが、この会社の立ち位置です。


