遊びと創作が、発達を後押しする日課として
音楽に触れ、絵本を読み、作品をつくる――特定非営利活動法人Le’aの日常には、子どもが自然と没頭できる活動が数多く組み込まれている。遊びや創作を通じて感性を育てることを支援の核に置き、「楽しい」という感覚の中から「できた」を引き出していく考え方だ。重症心身障がいのあるお子様に対しても同じ方針で、五感を刺激する多彩な体験を積み重ねながら、その子らしい表現の場をつくっている。
ギャラリーページに残るReoさんの作品は、支援の積み重ねがどんな形で実を結ぶかを静かに伝えてくれる。「こんな表現ができるとは思っていなかった」と保護者が感じるような瞬間が、特定非営利活動法人Le’aの日常に息づいているようだ。保育士の佐々木真理子さんが「毎日子どもたちの成長を身近で感じる」と語るのは、こうした積み重ねの中で実感されることだろう。
重症心身障がい児への個別対応と個浴の実際
看護師と保育士が連携し、医療的ケアが必要な場合にも安心して通える環境を整えているのが特定非営利活動法人Le’aの特徴の一つだ。体調や特性に合わせた丁寧なサポートを日課としながら、安全面に配慮した設備の中で多彩な体験を重ねていく。個浴設備も備えており、身体の状態に応じた介助のもとで一人ひとりのペースに合わせた入浴時間を確保している。
「家での介助が体力的にきつかったが、施設で対応してもらえて楽になった」という保護者の声がある。看護師の佐藤康子さんは「体調や変化に気を付けながら安心安全に過ごせるよう支援したい」と話しており、医療と日常ケアの境界を意識せずに過ごせる環境がここにはある。
スタッフ全員が保護者と同じ方向を向く体制
「保護者の皆様と同じ目線に立ち、子育ての悩みも共有しながらご家族全体をサポートする」――児童発達管理責任者の空知梓さんのこの言葉は、特定非営利活動法人Le’aのスタッフ共通のスタンスを表している。相談支援員、看護師、保育士、児童指導員がそれぞれの専門性を持ちながらも、保護者との対話を中心に据えた支援を実践している。定期面談でご家庭の状況を把握しながら個別支援計画を更新し、施設と家庭の情報をつなぎ続ける仕組みがその基盤にある。
「先生たちとの面談が毎回ちゃんと手応えがある」という声は、形式的な報告にとどまらないやり取りが行われていることを示している。理事長の二階堂要子さんも「小さなできごとに喜び合い、悩みを分かち合いながら安心できる日々を一緒に育んでいきたい」と言葉にしており、組織のトップと現場スタッフの意識がそろっているように感じる。
送迎サービスが、毎日の通所を現実のものにする
専用車両でご自宅まで迎えに来てくれる送迎サービスは、保護者のライフスタイルに合わせて時間・場所を柔軟に調整できる。車内でのスタッフによる見守りも徹底されており、重症心身障がいのあるお子様でも安心して任せられる体制だ。東大崎駅から車で約4分の事業所に、大崎市内各地から無理なく通い続けられる環境が整っている。
「送迎がなければ正直通い続けられなかったと思う」という保護者の言葉は、この仕組みが単なるサービスを超えた役割を果たしていることを示している。初回の利用前には見学の機会があり、施設の雰囲気や支援の実際を確かめてから利用をスタートできる。


