静かな住宅街で過ごす、運動だけではない時間
福岡市南区那の川の住宅街に、GENKINEXT福岡那の川はある。落ち着いた一角に位置し、静かな環境の中でゆったりと時間を過ごせる場になっている。機能訓練に取り組むだけでなくレクリエーションの時間もあり、身体を動かす目的だけで割り切らない使われ方をしている。静かな空間だからこそ利用者同士の会話も生まれやすく、通ううちに顔なじみができていく。
一年を通した行事も用意され、7月には七夕、9月には敬老の日と十五夜、12月にはクリスマスと季節ごとの催しが並ぶ。運動を重ねる日々の中に節目の楽しみが挟まることで、通う張り合いにつながっていく。個人的には、機能訓練という言葉が持つ硬い印象と、こうした行事のやわらかさが同じ場所に同居しているところに好感を持った。身体を動かす場であると同時に、気分の切り替えの場にもなっている。
自分のペースで続けられるという通い方
身体を動かすことが苦手な人でも入りやすいよう、GENKINEXT福岡那の川は無理のない範囲で取り組めるサービスづくりを進めている。その日の体調を細かく確認しながら内容を加減するため、調子に波がある人でも続けやすい。サービスの提供は平日の午前9時から12時15分、午後1時半から4時45分という二枠に分かれ、生活のリズムに合う時間を選べる。長い滞在が負担になる人にとって、3時間という区切りは通い続けやすさへ直結する。
根っこにあるのは、住み慣れた自宅での暮らしを長く続けてほしいという考え方だ。椅子に座ったまま行う運動から歩行訓練まで、専用機器も交えて身体の状態に合わせて内容を組んでいく。「自分の足で行きたい場所へ歩いていきたい」という目標を持つ人が、歩く力を保てるよう日々の運動を習慣づけていく。今できている動作を守ることを起点に、暮らしを送りやすくすることを目指している。
通いを支える送迎と、最初の一歩
施設は西鉄平尾駅から車で約5分の場所にあり、専用駐車場も備えている。自分での移動が難しい人には専用車の送迎があり、範囲は福岡市内、車種は普通自動車だ。通いたい気持ちはあっても移動が心配という人でも、通所そのものへの不安を抱え込まずに済む。まずは無料の見学とお試し利用でおよそ2時間、施設の雰囲気や進め方を確かめられる。
利用開始までは、問い合わせ、無料の見学とお試し利用、利用条件の確認、そして開始という順で進んでいく。要支援・要介護の認定状況によってはケアマネジャーとの確認が入るため、その手順も個別に示される。運営は株式会社オークマで、土曜と日曜は休み、平日を軸に通う形になる。詳しい相談は092-534-4111で受け付けている。


