送り迎えの負担まで引き受ける放課後等デイ
放課後等デイサービスを選ぶとき、療育の中身と同じくらい気になるのが、送り迎えをどう回すかという問題だ。療育支援エフ 大土居教室は、学校から自宅までの送迎に対応し、この部分の負担をまるごと引き受けている。保護者が仕事を途中で抜けたり、下の子を連れて迎えに走ったりする必要がなくなるぶん、家族の一日の組み立てに余裕が生まれる。
教室が置いている軸のひとつが、ご家族のレスパイト、つまり休息の時間を守ることにある。平日は19時まで開いているため、放課後から夕方までをまとめて預けられ、その間に保護者は自分の時間を取り戻せる。個人的には、療育と送迎、休息の確保までを一つの場でまかなえる仕組みが、日々に追われる家庭にとって想像以上に効いてくると感じた。
タブレットで脳の力を鍛える「ブレインプログラム」
療育の中心にあるのは、タブレット型のデジタル療育システム「ブレインプログラム」だ。福岡市内で30か所を展開する療育支援エフが、7年間・数千人分の療育データをもとに作り上げたもので、「ことば」「かず」「ずけい」「せいぎょ」「せいかつ」の5領域をあつかう。前頭前野を中心とした脳機能に働きかけ、語彙や計算の力に加えて、自分を抑える力までを小さな段階から伸ばしていく。トレーニングの記録は数値やグラフで残るので、子どもの伸びを目で確かめられる。
支援にあたるのは、就労支援や教育の現場で経験を積んだスタッフたちだ。ADHDや自閉症、学習障害、アスペルガー、ダウン症といった特性を見ながら、子どもごとに個別のカリキュラムを作っていく。関東の療育塾と提携したオリジナル教材も使い、タブレットと紙の教材をその日の状態で使い分ける。社会性トレーニング(SST)やレクリエーションの時間もあり、友達との関わりのなかで人づきあいの力を育てていける。
スタッフ同士は多職種で連携し、毎日のミーティングや支援員会議で一人の子への見立てをすり合わせている。複数の目で関わり方をそろえることで、支援の方向がぶれずに積み重なっていく。学習支援に偏らず、生活面での困りごとにも目を向けながら計画を見直している。
博多南駅から車7分、春日市大土居の教室
教室は福岡県春日市大土居3丁目5−13、JR博多南線の博多南駅から車でおよそ7分の住宅地にある。駐車場も備わっているため、送り迎えや見学のときも車でそのまま立ち寄れる。運営はポコアポコ株式会社で、開設は2025年4月。新しい教室だが、療育支援エフのネットワークが支援の中身を支えている。
平日は10時から19時、学校の休校日は9時から18時まで開き、日曜と年末年始、夏季休暇が休みにあたる。施設のなかは明るく清潔感のある空間に整えられ、子どもが落ち着いて過ごせるようにしている。見学や相談は電話(092-982-0710)やInstagram(ryoikushien_f_oodoi)で随時受け付けているので、通い始める前に教室の様子を自分の目で見ておける。


